管理組合には現在もなお、買取請求の結果によって生じた多額の返済が残っている。二〇〇二年の区分所有法の改定によって、管理組合はあらかじめ買取請求先を指定しておくことができるようになった。したがって、今後は請求先を自由に指定できたことから生じた混乱は、防止することができる。しかしながら、補修による復旧をはかる場合、管理組合は、まず買取請求権が行使されないようにする手立てを考えるとともに、行使された場合
芦屋川アーバンライフの苦い経験... の続きを読む
現在の構造設計技術の基礎になっている解析の方法は、伝統建築に対しても適用できます。それは、ガリレオ、ニュートン以来の近代科学が、自然現象にしろなんらかの物体のしくみにしろ、それらを分析と総合により解明しようとして発展してきたものなので、その一分野である構造解析の方法も、現代的な建物であれ伝統的な建物であれ、構造を解明するために適用することが可能だからです。このような、伝統構法に対する現代構造解析の
伝統構法に対する現代構造解析の適用が始まる... の続きを読む
国産材の利用拡大による木材自給率の向上を狙った公共建築物木材利用促進法が2010年5月に成立した。公共建築物への国産材利用を促進するものだが、国レベルでも国産材への見直しの機運が高まりつつある。「政府が国産材シェア50%目標を打ち出しているために、一時18%にまで減った国産材のシェアは2010年は30%くらいになると思われます。住宅業界でも『やはりホワイトウッドはヤバい』と思ったのか、同じ欧州材の
公共建築物への国産材利用を促進... の続きを読む
二〇〇五年七月二三日に発生した千葉県北西部を震源とする地震で、首都圏の六万四〇〇〇台のエレベータが作動を停止した。ほとんどが故障ではなく「地震時管制運転装置」が地震動を感知して、最寄り階に着床し、乗っていた人を降ろすことができた。しかし、七八基のエレベータではかご内への閉じ込め事故が発生した。そのうち、七三基には「地震時管制運転装置」が付いていたことが判明している。閉じ込められた場合は、かご内に設
エレベータの地震対策... の続きを読む
心身障害児をもつ親たちは、自分の身休が不自由であるよりも、もっとつらい日々を送っているに違いありません。私の知人にも進行性筋ジストロフィーの子どもをもつ夫婦がいますが、彼らを見ていると健康児の親にくらべて二倍も三倍も重い精神的・物質的負担を負っているように思われます。しかし、彼らがつねに訴えるのは現在の苦労よりも、むしろ将来の不安です。障害児をもつ親たちは例外なく、もし自分たちに万一のことがあった
三〇〇〇万円までは贈与税がかからない... の続きを読む
近年の不動産売買のスタイルとして定着しつつあるのが不動産オークションである。大手の不動産業者が加入しているオークションサイトなども多く存在しており、その情報はウェブ上などで誰もが閲覧可能となっている。インターネットの普及で不動産オークションは広く知られるようになったが、不動産オークションで取り扱う不動産物件とよく混同されるのが、裁判所が取り扱う競売物件である。同じくインターネットサイトなどで誰もが
不動産売買の新しいスタイル... の続きを読む
人類は空気層を含めた全部を地球と考える。だから、宇宙から飛来した飛行物体が、少しでも近づくとただちに緊張し、地球防衛軍がスクランブル発進とあいなる。地上からは遥か彼方の成層圏という空気に接近しただけでも「そこはおいらの縄張りだ」とね。そういう理由で、人間も互いがいつも接し、重なり合っていると、相手の、えもいえぬ波動に乱されて疲れてくるのだと思う。だから、ごくごく身近に住んで親孝行がしたいという考え
次の世代感覚ならおそらく持て余してしまう... の続きを読む
いろいろ調べたのちに「ここはいい業者かな?」と思っても、「全面的に信用できるか」となると、正直難しい。営業経験のある方ならわかると思いますが、営業マンがお客さんに真っ正直にすべてを話しているかといえば、普通はそうじゃないでしょ。詐欺とまではいかないけど、「この問題を伏せておいたら、あとあと困るかも……」と思いつつ物件を売る。そんな連中はこの世界では珍しくありません。不動産業界って敷居が低いので、け
仲介業者は疑ってかかるべし!... の続きを読む
リフォームなら住みながらでも行なえます。住み慣れた家の面影を残すこともできます。工事費も新築よりずっと抑えられますし、資源のことを考えてもリフォームに軍配が上がります。このようにリフォームのメリットはとても大きいのですが、それでもリフォームするより、新築を考えたほうがいい場合があります。どんな家でもリフォームはできますが、中にはリフォームする価値のない家があるからです。例えば家自体の体力が極端に落
リフォームなら住みながらでも行なえる... の続きを読む
土地や建物の価格を考えるときは、その土地や建物を何に使うのがよいかを考えます。というのは、何に使うかで価格の見方が異なるからです。戸建て住宅として使うのがよいのであれば、「戸建て住宅としていくらで売れるか」を考えます。土地単独のこともあれば、建物と土地を合わせて売るということもあります。また、いくつかの建売住宅を分譲できるような大きな土地の場合、分譲業者は販売価格から建物価格、分譲業者の利益などを
使い方で価格の見方は違ってくる... の続きを読む
経ち家が古くなったら、戸の締まり具合が悪くなった。それは「経年変化」といって、家も消耗品だから使って年数が経てばガタがくるという意味だ。ところが業者は、築後1〜2年の住宅でドアや窓の開閉がスムーズでないと言っても、「それは経年変化だ」と同じことを言う。冗談じゃない。新築1〜2年の家が、20〜30年経った家と同じわけがないではないか。もちろん、元来地盤が軟弱な土地に家を建ててしまったらそういうことも
「経年変化」20〜30年... の続きを読む
わたしが土地を物色しているときも「古屋付き物件」という呼び方で、情報を教えてくれた業者もいます。「買った土地に現実の家が建ってるんだから、建たないはずないでしょ」というのが一般常識です。しかし、ジャーン、建築基準法の登場。その家が建ったときには順法でも、改正された建築基準法に照らすと住宅の建てられないケースもあるわけです。なので、再建築は不可という現実です。あるいは、接した道路が位置指定を受けてい
いい物件と出会うためには、いい業者との出会いが必須... の続きを読む
マンションを見ると、床を踏んでみたり、壁を叩いてみたりと、いろいろ試す人がいますが、昔のように戸がガタピシいうとか、「ピタッと閉まんねえ」とか、そういう家はもうありませんからね。シロウトがそんなことやってもただの気休めで、あまり意味がないですよ。新築マンションの床鳴りは当然のことですから、ちょっと踏んで「オッ、床が嶋るからこれはダメだ」というような、ちょっと誰かに聞いた表面的な聞きかじりのセミプロ
自分に合った物件を決める大雑把なポイント... の続きを読む
不動産を買うなり、投資先として考えるなり、どちらにせよ情報収集をきちんとしなければいけないことなので、色々と動く人は多いと思います。かく言う私も不動産購入を考えている身の上ですが、実は不動産を購入しようと思ったきっかけはとあるビジネスサイトでした。ぼんやりとビジネス関連の特集やコラムを読んでいる時に不動産売買についてのコラムがあり、そちらを読んでいくうちに不動産情報について調べはじめ、購入を意識す
ビジネスサイトにある不動産情報... の続きを読む
中古マンションに入居した際には、是非古くから住んでいる人を見つけましょう。気さくでお世話好きな人だとベストです。と言うのも、そのマンション独特のルールがあるかもしれません。マンションの規約に載っているものであれば分かりますが、そうでないものもあります。「暗黙の了解」というのは、聞かないとわかりません。また、今は隣人との関わりを持ちたがらない人もいます。しかし、何かあったときに助け合うのは隣人という
中古マンションに入居した際には... の続きを読む
ストックオプション制度は従来からありましたが、平成14年4月施行の商法改正で、新たに「新株予約権制度」が導入され、この新株予約権の一つの形態としてストックオプションが位置づけられるようになりました。これに伴い、付与対象範囲が拡大するなど、従来以上に活用の幅が広がりました。ストックオプション目的の場合、通常「新株予約権」は無償で発行します。また、従来は資本政策策定の初期段階に、社長や後継者などの持株
ストックオプション制度は従来からあった... の続きを読む
世田谷区、杉並区、目黒区などの人気エリアのマンション価格は、その経年数が30年だとすると、おおむね30%前後の減価が見られるのが普通である。足立区ではもっとも人気の高い北千住エリア周辺でさえも、30年で60%前後の減価が起きる。現在のところ、統計的な視点で見ればエリアの格差は2倍程度だが、この差は今後もっと大きくなるだろうと予測される。格差社会が進み、二極化が加速すれば、3倍ぐらいの差はすぐに生ま
マンション価格の減価率が高いエリア... の続きを読む
残念なことに、木材を一度家にしてしまうと常に水につけておくことは当然不可能です。そうなると、家を木材腐朽菌から守る方法は、残る一つ「湿気を与えない」これに尽きてしまうのです。では、家で考えられる木材を湿気らせる要因とは何でしょうか。いくつかあります。それは雨と生活排水、水蒸気、そして結露水です。このうち、生活排水に関しては、上下水道の十分整っている日本ではそれほど問題はありません。問題は、梅雨をは
防水対策に基づく施工が基本... の続きを読む
世界的規模で多くの金融機関が引き当てを迫られ、資本の部に毀損が発生した。繰り返しになるが、そうした先進国に対し、BRICSや産油国のSWF(政府系ファンド)が増資の受け皿になろうとしたのである。しかし問題は、引き当てが済んだのちに金融市場が安定しても、アメリカの住宅価格が安定しなければ市場に安定感は戻らないということである。つまり、一定の調整後に資産デフレが止まらなければ、サブプライム関係の損失は
アメリカの住宅価格が安定しなければ市場に安定感は戻... の続きを読む
不動産業者自身が売り主になって、売りだし現場にテントや仮設小屋を用意して売りだされる分譲土地や分譲住宅の場合である。つぎにセールスマンが家庭を訪問して分譲土地を販売する場合。さらに、分譲地見学旅行といって、不動産業者がお客を温泉などに招待して現地をみせたうえ、その夜泊まった旅館やホテルで契約がおこなわれた場合。あるいは現地をみにいった客が、気に入ったということで、近くの喫茶店などで契約を結んだ場合
仲介した物件の場合も、クーリングオフはできない... の続きを読む
自由学園のデザインは幾何学的で立体的である。斜めに切り込んだ天窓のデザイン、換気扇の取り付け、二本の金具で留め付ける照明の演出などさすがにモダニズムの代表選手といえよう。いい設計は建物全体に普遍的な価値を与える気がする。石膏ボードをわが国に初めて伝えたのもライトであり、当時は紙の間に石膏を手で流し込んでつくった。建物の不燃化や大谷石を使うなど、素材に関するライトの知識は深い。また彼は浮世絵のコレク
地震に対する抵抗力を補強... の続きを読む
物件見学に行ってもっとも気になることの一つが床のきしみ。音はもちろん、強度に問題がないのか、誰もが不安に感じます。木造一戸建てでは、基礎部分から湿気が上がり、木材の床そのものが腐食してきしみや沈みが出ていることが考えられます。この場合、いわゆる「床が抜ける」という強度的な心配も出てきます。しかし、マンションは一戸建てと違い、もともとの辺材がコンクリートであるため、フローリングの床を施工したときのち
気になる床のきしみと窓のゆがみは構造的に考えよう... の続きを読む
あなたは、マンションや住宅を買う予定でしょうか?又は買ったことがありますか?そのときの決断というのは、誰もが経験するものですが、意外と大変なものだったと思います。まず、どんな物件を選んでよいのかどうかもわからない場合もあります。頭金はどうすればよいのか、税金の問題、住宅ローンが組めるのかどうか。また、転勤になったときはどうするのか、近所のご挨拶、子供の学校の問題、教育費とローンなど、考えればきりが
不動産は一生に一度の買い物です... の続きを読む
賃貸物件がものすごく活発に動く時期があります。それは2月から3月にかけてです。この時期はいわゆる年度末といわれる時期で学生は、新しい学生生活が始まる前の引越しであったり、社会人ですと人事異動が活発に行われる時期です。そして、逆に空き家もたくさん出ますから、不動産賃貸業者もものすごく忙しい時期になります。この時期によい物件を探すのは、至難の業です。多くの人がよい物件を探しているので、よい物件が出たと
賃貸物件が動くときはいつでしょう... の続きを読む
今まで中古住宅って、古くさい、日当たりが悪い、間取りが悪いと思い込んでいたのですが、私の勝手なイメージだったと気がつきました。中古と言っても、前の人の居住年数や、その人がどのように使っていたかによって全然違ってくるのですね。建築してから2?3年しか経っていなくても、子供がいる家族やいない家族、また、住む人の年齢によっても家や部屋の傷み方は全く違うといってもいいほどです。先日、1件見せていただいたの
勝手にイメージしていた中古住宅... の続きを読む
住宅情報に含まれるものの中に間取り図がある。実際現場に見に行く前にその物件の詳細を想像するのにとても役立つものである。母は家でよく間取り図を描いていた。母は建築の設計などしたことはなく、まったくの素人だったと思うのだが母が描いた間取り図はよくできていた。画家である祖父の血を引いているからかわからないのだが、実に緻密で規則性のある見やすい間取り図になっていた。子供の頃聞いてみたことがある。なぜ描くの
夢を描く母の住宅情報... の続きを読む
わが国が高齢社会に入ったのは一九九七年六月だった。六五歳以上の高齢者人口が総人ロの一五・五%に達したのである。わが国で分譲マンションの建設が本格化したのは、一九六〇年代からであるが、初期に建設されたマンションでは、建物・設備の老朽化とともに、居住者の高齢化も進行している。マンション居住者の高齢化は、今後の管理組合運営にたいする大きい不安になる。すなわち、いっせいに分譲された大規模団地の入居者がつぎ
居住者の高齢化... の続きを読む
巷には、無茶苦茶な依頼を喜んで受けた鑑定士もいた。鑑定料が不動産鑑定評価額の一定割合という方式もあるので、評価額が高いほど受け取る鑑定料金も高くなるからだ。そのあげく、免許停止になった不動産鑑定資格者も散見された。こんな時期、私は「そんなに融資を増やしたいなら、個別案件ごとに銀行内で七〇%になっている不動産担保の掛け目を債務者の信用力などで一五〇%に上げるなどの内部決裁をとるべきだ」と主張した。不
金融機関の依頼を受け免許停止になった不動産鑑定資格... の続きを読む
私は、今後五年ほど地価の値下がりは続くと思っている。そして値下がりのペースが現状のままなら、五年後、地価は平成一六年の価格の五割になってもおかしくないと思う。もちろん、人為的にインフレ策がとられるなら話は別だ。インフレ時には、現在利用する予定がなくても、毎年の固定資産税や管理費、修繕費ぐらいを余分に支払う覚悟があれば、とりあえず不動産を買っておき、将来の値上がりを期待するという投資方法が有効になっ
将来の値上がりを期待する投資方法が有効になる... の続きを読む
不動産で相続するとき、相続人が数人いる場合、代償分割という方法をとることができます。これは一人の相続人が全財産を相続し、その代わり、ほかの相続人に自分の財産を贈与するという方法です。自分の財産を贈与した相続人は、贈与した財産を債務として相続財産から控除し、財産を贈与された相続人には贈与税ではなく相続税がかかります。兄が一人で相続し、そして弟に贈与する場合は相続税と贈与税が高くなるが、これを代償分割
不動産で相続するとき、代償分割なら相続税は安い... の続きを読む
「東京では、一戸建てのマイホームは夢のまた夢となってしまった」などと新聞で報道され、マイホームを購入することは、大変むずかしくなってきました。このように、せっかく努力して買ったマイホームも、火事にあって焼けると涙も出ないということにもなりかねません。このようなとき、税法は「雑損控除」と「災害減免法」を制度として設けています。雑損控除の適用を受けるためには、次のような要件を満たさなければなりません。
もし、火事でマイホームが焼けたときは... の続きを読む
地価も落ち着いており、買手もそうそういなかったため、マンション分譲会社は、土地のオーナーと相対で交渉することができた。相場からの多少の値引きも可能で、比較的スムーズに用地を確保できたわけだ。たとえば、山手線のターミナル駅の駅前でも、競合相手はほとんどなく、比較的安値で仕入れることができたといわれる。しかし、景気回復もあって、オフィスや商業施設需要が急回復、そうした分野に力を持つ不動産会社が用地取得
マンション価格を大きく押し上げた原因... の続きを読む
日本では、個人の住宅は、一応三〇年程度を目安に建て替えをするという考え方が支配的であった。一方、欧米では、五〇年、八〇年と、建で替えまでの寿命が日本と比べて長いといわれてきた。都市のオフィスビルなども、日本では古くなってきたら建て替える、ということで取り壊され、新しいビルが建設されるケースが今まで多かった。最近のように、技術の進歩が著しく、ネット社会になってくると、それに対応した新しい設術も必要と
「既存物件」の再生・利用転換が盛んになる... の続きを読む
不要になる庭木も生じてくるので、その処置についても考えておく必要がある。庭木もいわば“緑の資源”であるし、財産の一つである。近所にゆずってあげたり、自分の敷地でなくても、移植する場所を考慮したり、そんなことも必要だろう。敷地内に池や井戸があり、これを埋めなければならないこともある。これを埋めるときには、廃材や塵芥などを放り込んで、粗末に埋めるようなことをしてはならない。やはり、キチンと埋めて、地盤
庭木や井戸の扱い... の続きを読む
実は若いご夫婦の資金計画の相談では、この手の相談が多かった。気を取り直して、正直に話した。「具体的に、今後のライフプランから検討するべきだと思います。正直申し上げて今の資金計画では、無理です」「えっ、どうしてですか。どの不動産業者でも、展示場でも大丈夫だって言ってました。銀行もはっきりとは言わないまでも、収入合算をすればなんとかと、ほぼ内諾をもらっているんです」期待した答えと違っていたのか、少し興
ライフプランを検討しよう... の続きを読む
高さ制限のなかで、もっとも重要なのが斜線制限です。これには、道路の幅から決まる高さ制限と、真北方向から決まる北側斜線があります。まず道路斜線ですが、これは道路の反対側から斜めにひいた斜線より上に建物が出てはいけないというもので、もし数学の簡単な計算ができる方ならすぐにどのくらいの高さになるか算出できるでしょう。北側斜線も基本的には同じことです。両方とも用途地域や条例などで決められていて場所によって
高さ十メートルという目安... の続きを読む