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マンション価格の減価率が高いエリア

2011.10.14

世田谷区、杉並区、目黒区などの人気エリアのマンション価格は、その経年数が30年だとすると、おおむね30%前後の減価が見られるのが普通である。足立区ではもっとも人気の高い北千住エリア周辺でさえも、30年で60%前後の減価が起きる。現在のところ、統計的な視点で見ればエリアの格差は2倍程度だが、この差は今後もっと大きくなるだろうと予測される。格差社会が進み、二極化が加速すれば、3倍ぐらいの差はすぐに生まれるだろう。いずれにせよ足立区に限らず、隅田川や荒川の流域周辺はマンション価格の減価率が高いエリアであることが、統計的に実証されてしまっている。とくに新築から築浅の中古に変わっていく期間は、減価率が大きい。そこのところを十分に考慮して財産形成の作戦を練らなければいけない。新線効果などはお祭り騒ぎみたいなもので、所詮は、いつか来た道である。たとえば、埼京線沿線は、開業直後はバブル時代もあって、相当話題にもなった。しかし、いまは当時の半値でも売れない。こういったブームは一過性のものに過ぎないので、インチキな情報に振り回されて、後の祭りにならないようにしたいものである。財産形成上の観点だけから考えれば、もしも足立区で新築マンションが買える予算があるならば、その予算で世田谷区で中古マンションを買うほうが賢明なのである。現実には「古い建物に住むのは嫌だ」というだけの理由でそうしない層も多いであろうが、再考を促したい。一家一族が揃って千葉や茨城に地縁があり、先祖代々の墓もあり、どうしても絶対に足立区が便利だというのなら仕方がないが、その場合でも、中古にするなり、買うべきタイプを吟味するなり、それなりの熟慮が求められる。

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